このページには、Raspberry Pi に Ubuntu Server をインストールする手順が書いてあります。
Raspberry Pi に Ubuntu Server をインストールする手順 #
OS イメージのダウンロードと SD カードに OS イメージ書き込み #
公式ホームページ から Raspberry Pi 用の OS イメージをダウンロードします。
SD カードへの OS イメージの書き込みのために、 Etcher というソフトウェアを使います。 Etcher を使うとダウンロードしてきた xz 形式の Ubuntu Server をそのまま SD カードに書き込むことができるので便利です。
他方、 Raspberry Pi Imager というものを使えば、OS のダウンロードと SD カードの書き込みをワンストップでできます。
ヘッドレス設定 #
Ubuntu Server を使う場合、ディスプレイやキーボードを接続して利用する前提でないので、予め ネットワーク設定ができます。 なお、SSH はデフォルトで対応しています。
ネットワークの設定 #
OS が書き込み終わった SD カード内の system-boot
フォルダーにある network-config
というファイルを編集します。
フォーマットは
netplan の network:
以下を書けばよいようです。
network:
まで付けて書いてしまうと設定が反映されませんので注意が必要です。
有線ポートに固定 IP アドレスを割り当てる例は次のようになります。
version: 2
ethernets:
eth0:
dhcp4: false
addresses:
- 192.168.0.2/24
gateway4: 192.168.0.1
nameservers:
addresses:
- 8.8.8.8
SSH でログイン方法 #
上記すべて正しく行えていれば SD カードを Raspberry Pi に挿して、電源を入れると Ubuntu Server が起動します。 初期ユーザー名とパスワードは下記のとおりです。
- User:
ubuntu
- Password:
ubuntu
DHCP を使う場合、割り当てられた IP アドレスを知る必要があります。
同じネットワークに接続された端末があれば arp
コマンドで探せる可能性があります。
Raspberry Pi の MAC アドレスは、b8:27:eb
か dc:a6:32
で始まりますので、これを探せばよいです。
詳細は
Ubuntu のチュートリアル に記載があるのでそれをご覧ください。