srsLTE のインストール手順

このページには LimeSDR (mini) を使う場合の srsLTE のインストール手順について書いてあります。

srsLTE とは? #

Software Radio Systems (SRS) 社が開発するオープンソースの LTE ソフトウェア群のことです。 LTE の E2E のネットワークコンポーネントを含んでおり、UE、eNB、EPC のそれぞれのソフトウェアスタックが実装されており、それぞれ srsUE、srsENB、srsEPC と呼ばれています。

より詳細な説明は srsLTE のプロジェクトページをご覧ください。

なお、21.04 リリースから 5G NR のコンポーネントも含むようになり、 srsRAN と名称が変更されました。 ただし、ここでの紹介内容は LTE の機能についてなので srsLTE のままにしています。

srsLTE のインストール #

srsLTE のインストール手順は 公式ドキュメントに記載されています。

srsUE か srsENB で電波の送信や受信、あるいはその両方を行う場合には RF フロントエンドが必要です。 SRS がテストしている RF フロントエンドのハードウェアは こちらに記載されております。

RF フロントエンドとして USRP を使う場合には “Which Installation Should I Use?” に記載されているとおり、パッケージマネージャーからインストール可能です。 LimeSDR (mini) を含むその他の RF フロントエンドを使う場合には、 “Installation from Source” に従ってソースコードから srsLTE をビルドする必要があります。

なお、LimeSDR (mini) を使う場合には RF フロントエンドのドライバーとして予め SoapySDR をインストールしておく必要があります。 SoapySDR のインストール手順は こちらで LimeSuite をインストールする手順の中で紹介していますのでご参考になれば幸いです。